ご利用ガイド|メンテナンスについて

HIRASHIMA製品のメンテナンスについて

木部:オイル仕上げの場合

日頃のお手入れでは、柔らかい布で軽く乾拭きして下さい。水分が付いた場合は、シミの原因となりますのですぐに拭き取って下さい。

オイル仕上げの場合、セルフメンテナンスを行っていただくことができます。年1回程度オイルを塗り直すことで、日々使用しているうちに薄れてゆくオイルの質感を取り戻すことができ、より美しく、そして長くご愛用いただけます。(かさつきなど、気になられるようであれば、少し回数を増やされても良いかと思います。)

また、小キズや輪染み等も、サンドペーパーでやすりがけし、無垢材メンテナンス用のオイルを塗っていただくことで手直しすることが出来ます。汚れや小傷、シミ等はどうしても付いてしまい気になりますが、オイル仕上げであれば定期的にお手入れを行っていただくことで美しくよみがえり、より長い間お使いいただけます。ご自身で定期的にメンテナンスを行っていただくことで深みを増してゆく無垢材家具を、長い間ご愛用いただけますと心から幸いです。

HIRASHIMAではオリジナルのメンテナンスキットをご用意しております。研磨を行うサンドペーパー、仕上げ用のオイル、ウエスや研磨時のあて木等がセットになった、オイル仕上げの家具専用のメンテナンスキットです。こちらより、ご購入いただけます。→メンテナンスキット購入ページ

〈メンテナンスキットご使用方法〉


①やすりがけを行う
#320のサンドペーパーにあて木等を沿え、傷やシミがある箇所を木目に沿ってやすりがけします。傷がない場合も全体を軽くやすりがけを行うことで斑なく仕上がります。固く絞った布巾で汚れやホコリを拭取り、乾くのを待ちます。
※傷やシミがひどい場合には#240のペーパーを使用して下さい。その後、必ず#320のペーパーで再度全体をやすりがけして下さい。曲面の場合は、あて木とペーパーの間に布を挟むと馴染むようにやすりがけをすることができます。


②オイルを塗布する
オイルワックスは使用前は成分が分離していますので、よく振ってから開けてください。手袋をし、オイルワックスをウエスに適量含ませ木目に沿い摺り込むように、そして出来るだけ薄く均一に塗布します。


③拭取り、乾燥させる
塗布してから20~30分放置した後、新しいウエスでしっかりと拭取ります。約1~2時間で指触乾燥状態になります。完全に乾燥するまでさらに半日~1日置いてください。

〈使用上のご注意〉

  • こちらのキットはオイル仕上げ専用のメンテナンスキットです。オイル仕上げ以外の製品にはご使用いただけません。
  • セルフメンテナンスでやすりがけをされる際には、木部が無垢材か突板かにご注意ください。突板(無垢材をシート上にスライスし、表面に貼り付けたもの)の場合は、削り過ぎると内側の材が露出してしまします。お持ちの家具の材料については、納品時に付属する取扱説明書内に記載がありますので、お確かめの上作業を行っていただけますと幸いです。
  • オイルを含んだウエスは自然発火の恐れがあります。使用後は必ず水に浸しておくか、焼却処分してください。
  • オイルが分離している場合は中身をよく振ってから使用してください。
  • 塗装中、乾燥中は十分に換気を行ってください。
  • 直射日光や火気のある場所での塗装や保管をしないでください。
  • 涼しく乾燥した場所に保管し、子どもの手の届く場所に保管しないでください。

オイルメンテナンスキットはこちら

木部:ウレタン塗装仕上げの場合

ウレタン塗装は、塗膜があるので水分を透しにくく、使えば使うほど艶が出てくるのが特長です。そのため、埃を取る意味で乾拭きします。汚れている場合は、中性洗剤を入れた水で布をよく絞って汚れ部分を拭き上げてください。日頃のお手入れがし易い一方で、傷等が入りメンテナンスをご希望の際には、セルフメンテナンスを行っていただけません。メンテナンスをご希望の際には、工場にて職人の手による補修・メンテナンスが可能です。また、弊社のウレタン塗装は、木目や材質を保つ為あえて薄く仕上げており、厚塗りの塗装ではありません。この塗装は割れを止めるものではありませんので、無垢材の動きによって起こる、割れや反り等もオイル仕上げ製品と同様に発生する場合があります。メンテナンスのお見積もりについては、内容が様々なため都度お見積り対応させていただきます。一件一件のご依頼に、お見積りから完成、お引渡しに至るまで真摯に対応させていただきます。お気軽にお問い合わせください。

布地

布地(ファブリック)については、日頃、軽くブラッシングする程度で大丈夫です。何か強い汚れが付いた場合は、HIRASHIMAの家具はほとんどがカバーリング仕様となっていますので、早めにドライクリーニングに出されることをお勧めします。カバーリングできない製品につきましては、張り替えも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

合皮

合皮の汚れには、薄めた中性洗剤を固く絞った布で拭き上げた後に、乾いた布で水分を充分に拭き取ってください。なお、アルコール分が含まれた洗剤などで拭き掃除を繰り返した場合、塩化ビニール内部の可塑剤が抽出され硬化現象が発生しますので注意が必要です。

皮革

皮革は基本的に水分を嫌います。日頃のお手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。できれば綿100%の柔らかい布で行ってください。その際、皮革は強くこすらないでください。汚れが目立つ場合は、ぬるま湯で湿らせた柔らかい布を固めに絞り、汚れを拭き取ってください。こびりついた頑固な汚れの場合は、汚れ自体を水で少し湿らせた後、優しく拭き取ってください。無理矢理はがすと傷みの原因となりますのでご注意ください。